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値下げされたリュウノスケ君

よく行くペットッショップに気になるウサギが居たんです。

小鳥が何十羽も入る大きな天井までのケージの中に、

なぜかボタンインコと二羽だけで暮らしていました。

二羽はとても仲が良くて、ボタンインコはウサギに寄り添って

「グチャグチャ、ギャーギャー」訳の分からない言葉でしゃべりかけますが、

ウサギはポーカーフェイスで「・・・・・」無音です。

ケージには手書きの看板が貼り付けてあり、「ロップイヤーラビット、オス、値下げしました」

と書かれてあります。どうやら大人になってしまい売れ残ったのでしょう。

こういった売れ残りの動物達の未来を聞いたことがありますが、

けっして愉快なものでは有りませんでした。

そういえば先週まで居たオスのニワトリがいません。

ウチのニワトリの二倍くらいありそうな体格で、

トサカも真っ赤で大きく堂々とした姿はとても抱きごこちが良さそうです。

すごく欲しかったのですが、こんなのに早朝鳴かれたら隣近所の手前、

気の弱い私は心臓が止まってしまいますので、泣く泣く諦めました。

誰か良い人に買われている事を願うしか有りません。

F1000032.jpg


話がそれましたがなぜウサギが気になっていたかと言うとその行動です。

係員の若い女性が通り過ぎる度に一生懸命後追いするその姿に

私は「なんて可愛い奴なんだ」とすっかり騙されてしまったのです。

ずいぶん後になってから分かったのですが、

毛の抜け変わり時期でボサボサの毛むくじゃらのそのウサギは、ただの女性好きだったのです。

そんな事は分かるはずも無い私は、

その店に行く度に欲しくて欲しくてしょうが有りませんでした。

家に帰って女房に「いいな、いいな、欲しいな、ホシイナ、ウサギさん」

と馬鹿みたいに言い続け、「そんなに欲しければ買えばいいじゃない!」

と、うとましがられ、(よし、これで女房はクリアしたぞ、

次は娘と息子だ)と内心喜び、二人を説得にかかったのでした。

もっとも世話をするのは全部私なので、それ程気にすることはないのですが、

やはり家族の同意を取り付けておけば後々安心です。

F1000028.jpg

動物だけは衝動買いをしないと心に決めていたので、

その日からウサギの事を調べ始めました。

そして最初奴を見かけた時から3週間後にやっと我が家に彼、

リュウノスケ君はやってきたのです。

大きなケージを買おうと思ったのですが、ちょうど売り切れで有りませんでしたので、

小さいケージを増築する事にしました。

増築と云えば聞こえが良いのですが、ただ横に農家の方が使う野菜入れを置き、

中にトイレを設置しただけの簡単なモノです。

見栄えはともかく掃除の時など大変使い勝手がよく、

リュウノスケ君のプライバシーも守れて、彼も満足しているはずです(たぶん)。


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野菜かご増築、2DKになりました 。上に居るのは年のせいでめっきり寒さに弱くなり、風邪をひいてしまったガア。くしゃみ、鼻水、声はゼエゼエ。一時的にダンボールで室内に病室を製作。日がな一日座り込んでいますが下の音が気になり、覗き込んでいます



リュウノスケ君は自分のウンコとオシッコが大好きです。

目の前でかたずけようものなら大層うろたえ、右往左往した後、攻撃を仕掛けてきます。

私の手は彼に噛み付かれた痕で傷だらけです。

事前にこの事も私は勉強したはずなのですが、実践になると忘れてしまい、

何時もの通り不器用に一つ一つ体で覚えて行くのでした。



F1000030.jpg
 

ウサギは気に入った人の周りをグルグル回ります。

我が家では「歓喜のダンス」と呼んでおりますが、女房と娘の周りしか回りません。

彼にとって私は「おしっこを奪う悪い奴」です。

それでも彼は彼なりに、かなり我慢してくれているようなんです。

私は彼との関係を修復しようと画策し、

① 彼の見ている前では、排泄物をかたずけない。

② 出来るだけ優しい声でたくさん話しかける。

③ 散歩に連れて行く。

④ 人間が上位だと分からせる。もちろん体罰無しで。

ここまで考えて、遅ればせながら①以外は犬と同じだと、じんわり分かったのでした。

理解の遅さはさておいて、おかげでこの後噛まれることはなくなりましたが

一度失った信頼はなかなか回復しないので、気長に構える事にしました。

実は最初は夜は室内で、昼間は外で半分放し飼いにしようと思っていたので、

庭のデッキ全部を柵で覆う工事をしたんですが、

彼リュウノスケ君は脱走の名手であり、信じられないほどの隙間から這い出し、

人間の腹の高さの柵もジャンプして逃走。

そのたび庭中を探し回り、走り回り、這い回り、おだてたり、すかしたりして確保するのでした




image9.jpg
新しいルアー用の模様を考えてみました。



思えば私の動物との歴史は、脱走との戦いでありました。

インコに始まり、亀、ザリガニ、ウシガエル、なまず、ブラックバス、

小魚類、犬、ニワトリ、etc。

特に亀は覚えきれないくらいの数を飼育し、そして逃げられています。

出来るだけ自然に近いほうが良いだろうと思い、水槽ではなく屋外で飼おうとするのでこんな結果に

なるのですが、娘は「工事のずさんさと計画性の

無さが招いた当然の成り行きである」と、確信に満ちた表情で宣告します。

私としては多少身に覚えがあるのでブツブツ娘に聞こえないように文句を言いながら

柵の修理をするしか有りません


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しぐさは可愛いのですが歯の切れ味は鋭く、噛まれると血が吹き出ます。 犬のそれとはまた違った味わいがあります。くれぐれもご用心。


リュウノスケ君はオスですので広い場所を確保すると縄張りを主張します。

私より強いと思い始めているようなのです。

おしっこを投網の如く見事に広範囲に振りまき、

(その正確さと高さは、いぶし銀の輝きを放っていおります)

ずうずうしくなります。気のせいか顔つきも武士の様に凛々しく見えてきました。

他のウサギのオスの事はよく分かりませんが、

ひょっとしたら彼はウサギ一倍気が強いんじゃないかと嫌な予感がしてきました。

これからはリュウノスケ君ではなく、リュウ様とお呼びしなければならないと

恐れをなした私は、彼に広い場所を与えるのを止め、室内のケージよりは広く、

縄張りを主張するには狭い檻を設置する事にしました。

これでようやく熟練の技「おしっこ撒き」も無くなり、

私とリュウノスケ君との微妙な力のバランスは保たれる事となったのです(やれやれ)。


DSCF0050.jpg
見よ、この雄姿。有り合わせで作ったリュウ様の別荘。ひとめ見ただけでは何が何やら分からぬ風体。娘の非難も、ごもっとも。でも二階建てなんだけどなあ



夜と天気の悪い日は室内のケージで過ごすリュウノスケ君は、

1日に2~3回ケージから出してもらえます。

私はそのたびに彼の前に立って「はい、お父さんの周りを回っていいよ~」

と猫なで声を出しますが一向に相手をしてもらえません。

相変わらず女房と娘の周りは嬉しそうに歓喜のダンスを踊っています。

彼の世話は全て私がしているのになんて世の中は不条理に出来ているんでありましょうか。


003.jpg
自作ルアー

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